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zoom RSS Rehabilitation Farm 「田植え」&Our Staff 裏話 その2

<<   作成日時 : 2011/05/29 12:04   >>

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石巻でも被害が甚大だった地域のひとつ、牡鹿半島で。

小渕浜〜
牡鹿のどこの集落でも似たような感じなのだが、海のすぐそばに山が迫っている。
漁師や養殖を生業にしている方が多く、
家屋は港に近く平地である下のほうに密集している。
150戸の集落の8割が津波で家を失ったそうだ。

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下のほうに建っていた家屋はこのようにほとんど瓦礫の状態。
そこに車をとめてから、歩道を歩いて上へと上がっていくのだが、
かなりの急こう配をよいしょよいしょと歩いてのぼり、丘陵の中腹あたりへ着くと
家屋は家の形はとどめているものの、私の背丈くらいまで水に浸かっていた跡があり
「こんなに高台にあるのに!」と驚いた。

住人たちは、さらに上へと逃げのび、河北新報の4月17日の情報によれば
小渕浜の個人宅19戸に369人が避難しており
この個人宅がそれぞれ「避難所」として認定されている。
一戸にどれだけの世帯と人数が共に暮らしているかを考えると、
2か月以上も他人を自宅に受け入れている側のストレスも、
身を寄せている方々の心苦しさも想像できる。


個人宅避難所のひとつ。
中心に設置してあるのは、ひじきを煮るための窯。
これで、凍える寒さだった震災当初はストーブ代わりに暖を取って助かったとのこと。
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こちらの避難所にも自転車をお届けしました。
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食糧などの物資は災害対策本部へまとめて届け、分配してもらいます。
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災害対策本部の区長さんは「皆でなんとか分け合っています。慰問に訪れた
ラモス(瑠偉)さんも『皆が明るいんで、おれ気持ちが楽になったよ。これなら
また来たいよ。』と言ってね。」と、ちょっと自慢そうに話してらした。

小渕浜は不便ながらも共同生活は比較的うまくいっているように見え、
私たち部外者の来訪も笑顔で迎えてくれた。
小渕浜については、こちらにも情報が載っています。
YOMIURI ONLINE

しかし、すべての集落で、避難者の受け入れや物資配分がうまくいっていた
わけではないようだ。

小規模避難所や、在宅避難者の場合、行政からの物資は基本的に
「区長」に届けられ、そこから「各班」→「在宅避難者」へ渡される。
しかし、集落によっては、この区長さんが他の地区から逃れてきた避難者に
対する支援に積極的ではなかったり、
物資を自分の親戚に優先的に分け与えて平等に配らなかったり、
ということも過去にあったらしい。

市内の体育館などの公共の避難所でも、現在は人が少なくなり、
スペースにゆとりが出てきたため、ずいぶん楽になってきたらしいが、
まだ避難者が多くてぎゅうぎゅうだった頃は、独居の高齢者などは、
若い家族連れなどに遠慮し(場所取りでどいてくれと言われる)、だんだんと
隅のほうに追いやられていくうちに最終的には壇上の上にかたまっていたそうだ。
物資も同様で、力の強い者が先に手に入れる。
フェアトレード東北は、そのような細かな部分を特に注意し、
弱者のケアをしているようだった。

被災地の現状を案内してもらったこの日、最後に報道でもよく紹介される女川に寄った。
ここはビルなどもたくさん建っていた街なので、瓦礫も大きい。

この手前のレールのようなもの何だか分かります?
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玄関のドア(サッシ)のレールだけが
基礎に埋め込まれて残ってるんです。
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4階建てのビルの4階にまで水が来ていたのが分かります。

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牡鹿半島では、ほとんど一般の車とすれ違うこともなかったが、
ここは、「観光スポット」になっているとかで人もちらほらと見かけた。
なかには瓦礫を背景にピースしながら写真を撮っているカップル
などもいてフェアトレード東北の2人が「ピースはないだろう・・・」
と苦笑いをしていた。
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自分が、ネットの支援マッチングサイトなどを使って物資を被災地に送るうちに、
なんとなく、流れのなかでフェアトレード東北さんの支援活動を手伝うようには
なったが、そのことを自分の周囲にはほとんど話していなかった。
「柄にもない」と思われるのが煩わしいような気持ちと、
自分は社会活動家でもないし、と思ったからだ。

ボロボロだが牡鹿半島で唯一、”営業中”のガソリンスタンドなのだとか。
でも今日は日曜なのでお休み
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でも、「今日、明日の食べ物さえない」というような、同じ日本人として見ない
ふりをしていいはずはない現状を、少しでも知らされている者が、
それを知らない人たちに黙っているだけだったら、
たぶんそこから先へは進まない、と思い直して、
「多少変な奴だと思われてもいいや」と開き直り
最近は周囲の人たちにも積極的に話すようにしている。

なかには、「SATOさんってそういうこと(ボランティア活動など)が好きな人なん
ですか?私の知り合いにもいますよ、そういう(支援活動に夢中になっている)人。」
とまるで、支援は個人の趣味趣向であるかのような反応もある。

それでも、自分より先へ伝えることが、やはり個人で出来ることとして
被災地の方たちにとって一番大きな助けになるではないかと思う。

同じように密かに支援している人たちは、ぜひご自分で支援するだけではなくて、
まわりの人たちとも、情報を共有して欲しいなと思うのです。

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いつか、「あの時はたいへんだったけど、皆で頑張って乗り越えたね〜。」
と言えるように。

参照
フェアトレード東北のブログ



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